お米と日本の歴史−稲作とお米と日本の歴史

お米と日本の歴史−稲作とお米の歴史−渡来民と日本国家の形成

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お米と日本の歴史
主食に米を選んだ
大和の国



わたしたちが、毎日食べるお米、海を渡ってきたお米、お米のルーツを探ります。



 「参考資料」

●「稲を選んだ
     日本人」
 
 
民族的思考の世界

   坪井洋文
  未来社

●「コメを選んだ
   日本の歴史」

  原田 信男
 文芸春秋

●「稲の日本史」

 日本人とイネの
 歴史をDNAから
  解き明かす

  佐藤洋一郎
  角川選書

● 「イネの歴史」

   佐藤洋一郎
  京都大学出版会

●  「稲の道」

 
ライスロードはシルクロードとともに、アジアの歴史を刻む
流路であった

  栽培稲の原郷
  を探る

 渡部忠世
 NHKブックス

●「アジア稲作の
     系譜」

  もちイネ栽培
   の源流

 渡部忠世
  法政大学出版局


●「百年の食」

  100年先を
 見据え た食の
 ありようを考える

 渡部忠世
 小学館

●「DNAでたどる
日本人10万年の旅」

 ヒト、言語、文化は
 どこから
   来たのか?

 崎谷満
 昭和堂

●「日本の神々
      と仏」

 信仰の起源
  と渡来民

  岩井宏寶
  青春出版社

● 「梅干しと
      日本刀」

  日本人の知恵
   と独創の歴史

  樋口 清之
  詳伝社

●「イモと日本人」

  民族文化論
   の課題

 稲作を拒否
  した民のこと

 坪井洋文
 未来社

●「お米と食の
    近
代史」

お米を思うように
食べれなかった
人たちの記録

 大豆生田稔
 吉川弘文館

お米と日本の歴史

稲作渡来民と国家の成立


お米と日本の歴史 
  
    1.日本列島にはいつ頃から、
          人がすんでいたんだろうか?

   お米と日本の歴史と大和の文化を考えてみます


 とおい、とおいむかし、私たちの祖先は、何かの事情で
それまでの土地を追われ、新天地を求めて、はるか東の島にむかって、やってきたそうです。

 それまでの先住の民族もいた。シベリアの方から北海道まで、氷でつながっていた頃の、人たちで、80000年前から
16000年前のころの人たちです。石器時代のことです。

 このころすでに農耕の跡がわずかに、遺跡からみつかり、
魚介類、イノシシ、鹿、ミズナラ、カシ、椎の木、やまいも、オニユリ、マメ、エゴマ、ひょうたん、などの野菜栽培、また

 株分け栽培では、野ビル、彼岸花、クワイ、ウコンなどの栽培跡が見られます。何千年も前のことです。

   2.はじめ稲作はアジアから
          海を越えて、やって来た。

縄文後期 いまから2800年も前、南の海から、小規模づつ
イカダに乗り、島つたいに小さな集団で農耕をしにやってきた。

 海から河口、干潟、川の上まで、イカダで農耕土地をさがして、定住したようです。

 タロイモ(里芋)、ヒエ、粟、蕎麦、イネそして、野菜は
サトイモ、ひし、オニバス、クワイ、ミズアオイ、マコモ、セリ、ショウガなど、そして
    海産、狩猟と採集で命をつないだと思われます。

いま日本にある大半の雑草、およそ 460種類 以上もが大陸から持ち込まれたものだそうです。

 このころは、土地争いもすくなく、長い間かけて、焼畑
と、低湿地などで稲作をやっていたようですが、あまり収量
は、多くは無かった。
木や石の農具では、水田や農耕には限界があったのでしょう。

   3.古墳時代に〜 中国、朝鮮沿岸より
            どっと稲作渡来民が〜


稲作の技術が出来上がったら、何年も保存の効く穀物
が、タロイモよりも効率が良い稲作に農耕栽培は向かっていくが、イネの場合干潟と多量の水、水路、灌漑用水に共同作業、あるいは争いで、調整、集団、政治の必要性が生まれる。かんごう集落、古墳の成立です。

 揚子江、黄河流域で、争いが起きるごとに、中国、朝鮮
日本列島に御民が流入してきたが、稲作技術、農具や武器のための、鉄器、青銅の技術、馬、牛〜中央アジア、ヒッタイト
の鉄器まで、日本にもちこんで、争い、主権、覇権が起こる

 
  
4.争いをくりかえす新田開拓と
              王朝の覇権


紀元前300年ころには、日本列島には何千と古墳(集落)ができあがり、覇権を巡って、王族が争うようになる。

 奈良や秩父地方では、百済系、新羅系、その他のアジア
の王族が植民地を日本列島のあちこちに創り、攻防と盛衰
を繰り返した。

 紀元300年ころまでで、防衛上の問題で、古墳は終了し、山城の時代に入る。とどうじに、仏教がはいって
きて、太陽神と仏教との宗教対立が激化し壬申の乱、大化改新で凡その日本国の建設をみる。

 資料によれば、縄文人の人口は7万人くらいであったが、
古墳時代の終わり、或いは奈良時代までには、数百万人の人口と、100万町歩の水田ができあがり、国家の基幹たる税としての基礎は、すでに出来上がっていたのである。

 稲作の品種改良も活発に行われ、文化や信仰形成の基礎ができあがる。
    5.奈良盆地と国家の成立


 新羅系、百済系、在来の縄文系の多くの王族が争い
あるいは、同化、融合され多くの神話、伝説、地蔵、山岳信仰
を生みながら、奈良王朝の成立をみる。

 稲作領主としての天皇領土あるいは荘園領主と凄まじい攻防が行われ、領主制度は武士社会を通じて、
明治維新まで、稲作や水田が、日本の税制を支えてきたのである。


  

弥生時代から
品種改良は続く


 
野生のお米、焼き畑のお米、陸のお米、古代のもちのお米、ヒト手で改良されるお米

 「参考資料」

● 「稲作の起源」

 イネ学から
  考古学へ

 池橋宏
  講談社

● 「稲作渡来民」

 日本人成立の謎
   に迫る

  池橋宏
  講談社

●  「海上の道」

 
日本民族の祖先達はいかなる経路をたどってこの列島に
 移り住んだか。

  柳田国男
  岩波文庫

●「忘れられた
     日本人」

  民話から見る
  日本人の風習

  宮本常一
   岩波書店

●「忘れられた
  日本人」を訪ねて

   宮本常一
   平凡社

●「日本文化の形成」

  民俗学の巨人によ  る興味深い遺稿
 の全貌

  宮本常一
  講談社

●「稲の日本史」

 日本稲の源流
 稲と言語
 古代の米
 稲と水
 日本赤米の起源
 朝鮮、中国、
 アジアの稲作
 稲作と信仰

   柳田国男
  安藤広太郎
  盛永俊太郎

   筑摩叢書

●「身土不二を
 考える」

  食生活の欧米化
  虚食性のはてに
  来る病の実体

   島田彰夫
   無明舎出版

●「貝原益軒」

  有名な食と病
  の関係

  
西日本新聞社

●「稲にこだわる」

  食のこと
  風土のこと
  文化のこと
  アジアのこと
  そして日本

 すべての根っこ
 に稲がある。

  渡部忠世
小学館